“The real issue right now is a run on the shadow banking system, which is about $1.3 trillion in size, funded by commercial paper” (p189)
「今、本当に問題なのは、影の銀行システムで起きている取り付け騒ぎだ。影の銀行システムは1兆3000億ドル規模にも膨らんでおり、その資金はコマーシャル・ペーパーで調達したものだ」
タイトルを直訳すると「愚か者の黄金」となる。最先端のデリバティブ取引の誕生を、新たな金融技術の革新として、FRBのグリーンスパン元議長は歓迎したものの、愚かな金融関係者によって世界を危機に陥れる元凶となった。デリバティブの新商品は実は富を生む黄金ではなかったのだ。
本書は米ビジネスウィーク誌の月間ベストセラーリストの単行本ビジネス書部門で3カ月連続でトップ10入りしており、8月3日号のリストでは4位に浮上。直近の9月7日号のリストでも10位につけている。
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