iPhoneの次のプラットホーム
さらにうがった見方をすると、このeSIMのサブスクリプションのモデルはIoTのプラットホームになる。今後、一般消費者が購入するスマートフォン以外の製品(モノ)もインターネットにつながり、クラウド上のサービスと連携することによって、人々に新しい価値を提供するようになるだろう。そのとき、製品ごとに通信料金の契約をして支払いをしなければならないとしたら非常に面倒だ。そのようなモノやサービスは普及しないだろう。
いろいろなモノにアップルのeSIMが組み込まれてインターネットにつながる。人々はiPhoneやApple Watchのアプリケーションを使って、モノからの情報を受け取ったりモノに指示を与える。モノを提供する企業はアップルのeSIMサブスクリプションモデルを利用し、モノを購入したユーザーはアップルとだけ契約すれば良い。もちろんiPhoneかApple Watchが必要だ。
IoTの時代のプラットホームもアップルに持って行かれるかもしれない。
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