2024年4月22日(月)

チャイナ・ウォッチャーの視点

2016年2月12日

爆買いから日本代購へ

 2010年、私が初めて『週刊文春』誌上で〝爆買い〟について書いた時には、彼らの目的はデジカメや炊飯器などの家電だった。だが、いまは美容やエステなどが圧倒的な人気で、気が利いていて精巧な小物も堅調となっている。
日々進化する〝爆買い〟だが、その変化は目まぐるしい。従来の熱心なリピーターは、いまでは「日本代購」(個人代購のようなシステムで、主に日本に暮らす中国人が行っている)による購入に切り替えつつあるともいわれ、来日するパターンからネット上での買い物に変わってきている。

 中国経済の減速がささやかれる今、中国人の〝爆買い〟がいつなくなるのかに日本人の関心は高いようだが、あれほど膨らんだ中国経済が突然存在感を失うはずはない。そんなことを心配する暇があるなら、彼らを飽きさせない提案を続けるべきであるし、同時に日本社会のキャパシティーに合った戦略を真剣に検討すべきだろう。

  
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