2024年4月24日(水)

山陽新幹線各駅停車の旅

2016年4月16日

あずきミュージアム
御座候 工場ショップ

 「御座候」は、他地域では「今川焼き」「大判焼き」「回転焼」と呼ばれるあんこ菓子。社名でもあるその品名は、「お買い上げ賜り、ありがたく御座候」という感謝の言葉に由来する。昭和25年に冷菓業・回転焼業として創業以来、担々麺、餃子などとともに、姫路っ子のおなかを満たしてきた。御座候は姫路以外、全国各地に店舗があるけれど、創業地で味わうとまた格別。姫路駅南口から徒歩15分の本社工場に併設の「工場ショップ」で、作りたてのあんを使った甘味や軽食を食べたり、「あずきミュージアム」で、日本人の暮らしに溶け込むあずきについてふれたり。見て、触れて、学び、遊んで、味わい、たちまち半日過ぎてしまう。

 

兵庫県姫路市阿保甲611-1
079-282-2380

 

「あずきミュージアム」1階では、日本国内のあずきから世界の豆類まで、歴史・栽培・流通について、展示をおこなう
「あずきミュージアム」2階では、暮らしや信仰にまつわる展示を通して、普段の生活にいかにあずきが根づいているか、感じ入る。写真は、邪気を払うとされる「赤の世界」を、あずきの色と重ねて紹介する部屋
民俗学の視点からも、暮らしとあずきは深い関わりがある
心が躍る記念撮影コーナー。御座候を焼く職人さんの「顔出しパネル」
「御座候 工場ショップ」で、御座候を焼くベテランの職人さん。御座候には、赤あんと白あんがあり、どちらも北海道十勝産の豆を使う。白あんの原料になるのは、食物繊維たっぷりで、美食家の予防薬ともいわれるてぼう豆
焼きたての御座候。ほくほくのあんがぎゅぎゅっと詰まっている

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