2024年11月22日(金)

ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2016年8月8日

 大事なポイントは、お子さんの現時点がこのステップのどの段階にあるかを冷静に判断することです。子育てにおいてこういうステップを示すと、すぐに「何歳までに出来ているのが普通ですか?」という質問が届くのですが、年齢は関係ありません。お子さんが今、どのステップまで出来ていて、どこから開始していけばストレスなく、気分よく進めていけるかを冷静に判断してあげることにだけ意識を注いでください。

 上手く進めるコツは、親の側の期待はいったん横に置いて、お子さんの気持ちに立って段階を進めてあげることです。

幼児期から始められる計画力の土台作り

〔STEP1〕カレンダーと出会う段階

 キッチンやリビングのカレンダーに、子どもの手で予定を書き込みます。

 最初は、家族で遊びに行く日などお子さんが楽しみにしている予定を書くことから始めると良いでしょう。自分の日々の生活が、カレンダーとつながっていることを目で見ると、「日が経つ」という感覚を持てるようになります。「ディズニーリゾートまであと4日」、「おばあちゃんが来るまであと7日」という感覚と意識は、先々の「テスト前の3日間をどう使おうかな」という意識の下地となります。

〔STEP2〕遊びの予定を聞く段階

 カレンダーを一緒に見ながら、「今週は杏ちゃんといつ遊ぶの?」「この前もらったジグソーパズルはいつやりたい?」と問いかけてあげ、お子さんに遊びの予定を決めるきっかけを与えます。

 また、時計を一緒に見ながら、「今日は何して遊ぶの? 何時まで遊びたい?」と、今日の過ごし方を考えるきっかけを作ります。

 大人が決めたお楽しみ予定を待つのとは違って、自分の遊び予定を自分で決めることに大きな意味があります。時間の使い方は決められるんだと知ることが、計画を立てる意欲の土台となるのです。


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