無人化は困難
ただ、いくら効率化が進んでも工事現場の無人化は難しく、逆に無理をして無人化するとそのためのコストが掛かりすぎるとみている。「工場ならば(ロボットを使って)すべての作業を自動化できるが、建設現場の場合は一部をソフトウエアに落とし込み、一部は人間がやらざるを得ない部分がある。オペレーションをソフトとハードを組み合わせて価値を作りだすのが我々の仕事だ。人がやらなくてよい部分を機械にシフトさせていきたい」と指摘、工事現場の無人化は想定していない。
人手に依存して人海戦術を続けてきた日本の建設現場。コマツはスマートコンストラクションというICTを利用した手法により生産性を上げることができれば、公共事業を含めてコストダウンになるとみている。
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。