戦うしかなかった
シャフィク・アブド は、1988年にシリア、アレッポに生まれた。アメリカンスクールを卒業し、婦人服のセールスの仕事につき、UAEで働いてきた。徴兵制度の義務を果たすため、2010年に祖国に戻った。徴兵期間は1年半。けれども、ほどなくして内戦が勃発した。
「シリアを侵略する外国勢力との戦いなのだから、故郷を守るために戦い続けるしかない」
カタナー、ザバダニ、ダマスカス、デルゾー、ダラア、アレッポ旧市街などを軍曹として転戦してきた。
今、彼は友人たちと久しぶりにクリスマスを祝っている。また破壊された市場とモスクにも訪れている。戦時中彼はこういっていた。
「アレッポは長い歴史の中で50回以上も破壊され、いつも再建されてきた。残骸の中から再生するフェニックス、それがアレッポのスローガン」
追伸:筆者とシャフィクは協力してアレッポについての書籍(できたら児童本)を作れないかと考えています。ご興味のある版元の方はご連絡ください。
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