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庭園には陸奥にゆかりのあるみかんや柿の果樹園やバラ園もあり四季折々の景色を楽しむことができる(WEDGE以下同)
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玄関上部にある扁額。太田晦巌が改修後の古河別邸を「聴漁荘」と名付けた
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当時を検討した図面と現在を見比べながら、古河邸となった空間に陸奥時代の面影を見つけるのも面白い
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現在の古河邸は陸奥邸の原形を残しつつも大きく増築されていることが分かる
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別邸から5分ほど歩くと大磯の海岸が現れる。かつては別邸内から海を一望できたという
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外側を板張りにした縁側は外から直接、居室内に上がることも考慮した海浜別荘らしいつくりだ
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下駄についた砂を外に落とすために最下段は板の間に隙間がある。砂浜が近い邸宅ならではの工夫だ
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南側に面した二間の和室には大きなガラス窓から柔らかな光が差し込む。現在、入側にはテーブルセットが置かれているが、陸奥も当時の邸宅でここから自慢の庭や大磯の海を眺めていたのかもしれない
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古河邸時代に増築された台所。古河邸は玄関から入って手前におもてなし用の空間、中間が家族の居室、一番奥に台所や使用人の部屋となっており、機能的な設計だ
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邸宅内には病状が悪化しながらも陸奥が口述筆記によって記録した『蹇蹇録』の草稿綴も展示されている
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古河邸時代に増築された湯殿(風呂)。上部に湯気抜きを持つ意匠のこらされた天井や、昭和初期のシャワーなどが今も残る