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かつて適塾の東には海外文化の入口であった長崎俵物会所があり、西にはシーボルトやオランダ商館員も宿泊し、蘭書の取引も行われていた銅座があった。現在は史跡公園となっており、読書にふける洪庵の像が鎮座する(WEDGE以下同)
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受付を入ってすぐの場所に教室があり、洪庵の木像が飾られている。当時は教室の他、診察室として使われることもあったそうだ
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淀屋橋駅からビル街を抜けると歴史ある建物が姿を現す。間口はさほど広くないが、奥行きがあり、建坪は90坪ほどある(WEDGE)
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1階には中庭をのぞむ洪庵の書斎がある。置かれている火鉢は緒方家から譲り受けたものだという
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2階の塾生大部屋。「姓名録」に記載された636人分でも、門下生の出身地はほぼ全国にわたることがわかる
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二階の勉強部屋に行くには段差の大きな箱階段を上る必要がある
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オランダ語を翻訳する「ヅーフ辞書」。この辞書が置かれた部屋の明かりは消えることがなかったとされる
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大部屋の中央の柱には、寄宿していた〝血気盛んな〟塾生たちが付けた無数の刀傷がそのまま残っている
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当時の1階や2階の間取りを再現した模型も展示されている
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台所は吹き抜けのように天井が高く、奥の前裁と表の入口をつなぐ「通り庭」にもなっている