自工会・志賀俊之会長「円高、言葉にならない」

大地震は為替市場も大きく打撃。リーマン・ショックの痛みからようやく立ち直り始めた日本の自動車業界を、今度は円急騰が襲っている。

自動車業界への影響、春闘にも

今回の地震では生産設備に対する被害はほとんどなかった自動車業界。しかし、今後の生産活動や各種イベントなどに与える影響は小さくない。

工作機械業界の打撃

東京電力による計画停電が、電力需要の大きい日本のものづくり業界にも影響を及ぼしている。ようやく景気を回復してきた工作機械業界も然り。

築地市場移転予算成立 急がれる本質議論

小松正之政策研究大学院大学教授に聞く

11日の都議会で、1票差で可決された築地市場移転費を含む中央卸売市場会計予算案。一刻も早く、中身の議論を開始すべきだ。

21世紀版「プラザ合意」狙う米国

この“諸刃の剣”にドルと円は耐えられるか

4月に開かれるG20。2月の積み残し案件、「経済指標ガイドライン」がテーマになる。このインパクトは決して小さくない。

ウランや石油 カナダ資源の大量獲得へ

米国よりも早く国交を結び、中国にとっては老朋友ともいえるカナダ。ここでも、豊富な資源の獲得を目指す動きが目立つ。

歴史から知る中国 地方を統制できない中央

中国で、地方政府の暴走が止まらない。「中央集権か、地方分権か」で揺れ動いてきた歴史を見ることで、中国のやり方が見えてくる。

隣国アルジェリアから見た リビア情勢

アルジェリアに滞在中の私市正年・上智大学教授が、緊迫する中東情勢をレポート。リビア情勢の惨状に光は見出せるのだろうか。

中国メディアの裏側(2)　 危険な職業

報道統制の厳しい中国の新聞記者たちは、御用記者で漫然と生きるか、正義を貫いて殺されるか、堕落しネタでゆすりを働くか・・・その実態とは？

中国メディアの裏側(1)　 官僚記者と新聞民工

共産党創設90周年や来年の政権交代を控え、「文革再来」さながら報道統制が強まっている中国。政治宣伝の拡声器・中国報道機関の裏側とは？

7人のリビア邦人 なぜ政府は救えない

飛べない自衛隊 外国依存の邦人救出

リビアに取り残される７人の日本人。自衛隊の出番かと思いきや、法律がそれを許さない。邦人救出すらまともにできない日本の悲しい現実。

食糧価格高騰が起点 インフレと社会不安の連鎖

中東各国を中心に広がる民衆デモの引き金の一つは、食料価格高騰だった。止まらない社会不安の連鎖は、日本にどんな影響をもたらすのか。

反日感情をあおる本が米国で大人気

なぜいま、日本軍の捕虜虐待なのか

太平洋戦争における日本兵の捕虜虐待を描いたノンフィクション"UNBROKEN"。この本が売れることをどう見るか。

エジプト革命は 『文明の衝突』を超えた

私市正年・上智大学教授に聞く

旧来の政治観では有り得なかった中東地域の革命連鎖。この地域の民主化運動を研究してきた私市教授は、革命後のステップをどう見るか。

ギリシャ・クレタ島が中国の手に？ ザンビア鉱…

財政を悪化させた地中海沿岸諸国で投資を進める中国。最近では「地中海が『西シナ海』になってしまう」という声も出始めている。

資源高から導かれる 経済構造改革の必要性

金融政策は限界 日米とも均衡の取れた成長を目指せ

エジプトでの騒乱の背後にあるのは資源高。その要因のひとつは、米国の膨大な金融緩和である。

国民生活、長期政権・・・　 アラブの共通項の理由

池内恵・東京大学先端科学技術研究センター准教授に聞く

中東における革命の火種はどこまで広がるのか。国家と国民の「協約」、長期政権など、アラブ国家の共通項を知ることが、理解の助けになる。

TPPを恐れない3人の農家

TPPに関する報道が連日やまない中、反対の声が大きい農家の中にも、勇気をもって立ち向かおうとする人たちがいる。

与党大敗で政策転換 米国の吉兆と日本の凶兆

日米両国とも与党は選挙で大敗し政策転換を余儀なくされた。やや明るい兆しの見える米国と対照的に、バラマキを続ける日本に待ち受けるのは…

世界で指折りの親日国 トルコも中国の影響下へ

シルクロード西端の国トルコが、東端の中国とにわかに接近。古来の通商路を鉄道網建設で復活させると称しつつ全面的・戦略的関係に入った。