「国際」の最新記事一覧
-
ロシアは「中東の警察官」になれるか(後編)
2018/08/23 小泉悠本稿の前編で触れたように、シリアを舞台としたイランとイスラエルの対立が激化するなかで、ロシアは「調停者」と振る舞おうとしている。しかし、ロシアには本当の意味でその力が備わっているのかどうか。後編にあたる本稿では、この点について考えてみたい。
-
2018/08/23 岡崎研究所7月下旬、ポンペオ米国務長官は「インド太平洋経済ビジョン」と題した演説を行った。『正直で、自由で開かれたアジア太平洋を追求』と述べ、暗に中国を批判した。トランプ政権のインド太平洋戦略は本格化し、戦略を裏付ける法案も次々に成立している。
-
2018/08/22 樋泉克夫歴史教科書で扱われることなどなかった明治人による反知性主義的清国理解を振り返ることは、あるいは知性主義の“欠陥”を考えるうえでの手助けになるのではないか。
-
2018/08/22 岡崎研究所7月下旬、米下院で2019年国防予算の大枠を決定する国防権限法が可決された。その中の中国に関する記述、超党派の圧倒的多数で可決されたことからも、米国内で対中脅威認識が高まっていることがうかがえる。
-
2018/08/21 岡崎研究所7月下旬のパキスタン議会下院選挙では、クリケットの元スター選手のイムラン・カーン率いるPTIが第1党となり首相候補に指名された。政治改革と腐敗の打開を掲げての当選だが、背後で軍が糸を引くパキスタン政治の中でどのような変化が可能か、先行きが…
-
2018/08/20 斎藤 彰共和党の苦戦が伝えられる中間選挙を3か月後に控え、これまで同党に巨額の選挙資金を投じてきた億万長者兄弟とトランプ大統領の“仲たがい”が表面化、改めて金権選挙戦のゆくえに米マスコミの目が注がれている。
-
2018/08/20 岡崎研究所英国はEU離脱後においてCPTPP、いわゆるTPP11への参加の検討を表明した。TPPからの米国の離脱は大きな痛手であったが、英国が参加するとなればCPTPPの影響力拡大に繋がりハイレベルな貿易自由化にとってプラスとなろう。
-
児童書で読み解く習近平の頭の中(6)
2018/08/19 樋泉克夫毛沢東は最大最強の「暴力装置」である人民解放軍の指揮権を持つ林彪を仲間に引き入れる一方、純粋無垢であるがゆえに凶暴・無謀で過激な若者を唆し、彼らに政治的前衛であると同時に社会の道徳的前衛を担わせた。その手口とは。
-
2018/08/18 パスカル・ヤン株式会社が出来て500年近くたっただろうか。人類が考えた仕組みの中で最もその発展に貢献したのが株式会社制度かもしれない。資金を無記名で出し、うまく行けば山分け、失敗しても損失額は決まっている。
-
2018/08/17 澤田克己韓国で今年から国家記念日となった8月14日の「慰安婦の日」は、想像以上に騒ぎにならなかった。日本政府やメディアの間には事前に警戒感があり、日本の反応を肌で知る在京韓国大使館にも心配する声が強かったのだが、良い意味で予想が裏切られたと言える…
-
2018/08/17 樫山幸夫「ポスト6・12」フィーバーは終焉を告げたようだ。シンガポールで行われた米朝首脳会談後の期待と興奮は、北朝鮮が核を廃棄するどころか、継続しているという疑惑が浮上するにいたって一気に冷め、状況は首脳会談以前に戻りつつある。
-
テスラの経営権はマスクからサウジアラビアへ?
2018/08/16 山本隆三8月13日、マスクは資金についてはサウジアラビア政府系ファンドから提供されると明らかにした。今後の交渉次第だが、テスラの経営権はサウジアラビアに移る可能性もある。しかし、公開会社との比較では株式の流動性は明らかに劣るのに、なぜマスクはテス…
-
2018/08/15 佐々木伸トルコと米国の対立が先鋭化、リラ・ショックを招くなど世界市場を動揺させている。同盟国を軽視するトランプ氏の振る舞いはトルコをロシアに接近させており、「外交素人の愚策」(専門家)との批判を生んでいる。
-
ロシアは「中東の警察官」になれるか?(前編)
2018/08/14 小泉悠ロシアがイスラエルとイランの調停者としての役割を果たす場面が目立ってきた。米国が中東への関与を後退させる中にあって、中東におけるロシアの存在感はことさら増大しつつある。ロシアは米国に代わる新たな「中東の警察官」になるのだろうか?
-
2018/08/14 土方細秩子米国軍隊には5つのカテゴリーがある。陸軍、空軍、海軍、海兵隊、沿岸警備隊だ。このうち最も歴史が新しいのは空軍で設立は1947年。つまり第二次世界大戦中は航空機は主に海軍が所有していたことになる。
-
2018/08/13 斎藤 彰かつて世界の発展途上国の模範ともされてきたアメリカ民主主義が、ピンチに立たされている。トランプ政権発足以来、政府暴走の抑制をめざした「三権分立」が有名無実化しつつあるからだ。
-
モンゴル・内蒙古周遊 第8回
2018/08/12 高野凌1939年のノモンハン事件では満州国軍・日本帝国陸軍(関東軍)×モンゴル軍・ソ連邦赤軍が戦火を交えたが、圧倒的火力を誇る赤軍機械化部隊により日本軍は潰走。そんな歴史を思い出しながらハルハ川戦勝記念碑を参観。
-
2018/08/12 栖来ひかり台湾で暮らしていると、「死」の世界を日本よりもずっと身近に感じる。台湾の暮らしの中の「生」がとてもエネルギッシュなのは、そうしたすぐ傍に存在する「死」が生をより際立たせているからかも知れない。
-
青山学院大学シンギュラリティ研究所 講演会(6)片山恭一氏
2018/08/11 ゴン川野シンギュラリティ到来が2045年だとすると、我々はシンギュラリティに向けて何をすればいいのか。全く未知の世界が訪れると思うんですね……。
-
2018/08/10 田村明子マンハッタンの土地代の異常なまでのインフレと、オンラインショッピングの一般普及で二重にも三重にもダメージを受けたニューヨークの書店業界。東京のように、何気なく散歩していて書店に行き会うという光景はもうこの街では消えつつあるのだ。
|
|
|
