中国人観光客はいま

2017年10月19日

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中島恵 (なかじま・けい)

ジャーナリスト

1967年山梨県生まれ。新聞記者を経てフリージャーナリスト。主な著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日本経済新聞出版社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)『日本の「中国人」社会』(日本経済新聞出版社)などがある。

JD.com京東日本 JD Worldwide(京東全球購)ビジネス開発ディレクター 郭季柔氏

――日本企業からの問い合わせも増えてきているのでしょうか?

郭氏:はい、増えてきています。よく聞かれるのは「本当にこの(中国の)サイトで販売して、私たちの商品が売れるか、また、ブランドイメージを維持できるのか?」という質問です。日本企業の中にはまだ「JD.com京東」のことをよく知らない方もいると思いますので、その心配も理解できます。

 弊社は、中国全体のEコマースの中で第2位という位置づけで、アリババとの差もどんどん縮まってきています。弊社としては、2021年に中国最大のECになるという予測を立てています。また、弊社はサイト上で、正規品であることを強調し、価格管理についても企業様側の意志を尊重しています。越境ECを始める際、日本企業では「中国語ができるスタッフがいない」などの問題で躊躇されることがあるかもしれませんが、中国語のサイトを制作する代行会社があり、日々の商品ページについても、弊社がともに課題を解決していくように努めています。もしご関心がありましたら、ぜひ一緒に取り組んでいけたらと思っています。

――今後も、日本の商品は越境ECで伸びていくと考えてよいでしょうか?

郭氏:はい、そう考えています。まだまだ日本の商品を中国で販売できるチャンスがあります。現在、弊社のサイトで売られている商品だけでなく、日本には私たちが知らないすばらしい商品が埋もれていると思います。そういう商品をもっと発掘して販売していきたいと思っています。

 また、商品だけでなく、日本ならではのすばらしい技術や仕組みも、もっと取り入れていきたいと思っています。たとえば、弊社はクロネコヤマトと提携して生鮮野菜を配送するコールドチェーンを実施していますが、こうした仕組みもパワーアップしていきたいと思っています。今後も、商品の販売はもちろん、日本企業との幅広い分野での提携関係も強化していく予定です。

  
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