豊橋駅で伝統の稲荷寿司も、駅に駅弁が無くても困らなくなった時代を受けてか、わさび菜入り、椎茸入り、ちりめん山椒入り、じゃこ入り、ごま入りなどの新しい味を詰めたセット商品が見られるようになっている。しかし、守る所は守っている。古めかしい掛紙のデザイン。プレーンなおいなりさんだけを詰めた商品の存在。世紀の時を刻んだ、時代遅れとも呼べそうな頑固なこだわりが、もはや他が追従できない歴史と名声を今に刻み続ける。
※次回は、5月26日(木)更新予定です。
どうぞお楽しみに!
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