Q. ワシントンポスト紙のボブ・ウッドワード氏が出版した『恐怖の男:トランプ政権の真実(日本語訳)』の中で、コノリー議員が注目する点はどこでしょうか?
A. 私はウッドワードの取材を信頼しています。(ゲーリー)コーン(元国家経済会議委員長)は、ウッドワードの本を非難しています。しかし、彼はトランプが机の上にあった米韓自由貿易協定離脱に署名しないように、メモを持ち出した点については否定していません。
Q. ホワイトハウスの元弁護士ジョン・ダウド氏のコメントには注目しますか?
A. もちろんです。ダウドの情報はとても貴重です。モラー特別検察官は、ウッドワードの本の中に出てくるダウドのコメントに注目したことは間違いありません。
Q. マイケル・ウルフ氏の『炎と激怒』、オマロサ・マニゴールド・ニューマン氏の『錯乱した人』、ウッドワード氏の『恐怖の男』とニューヨークタイムズ紙の匿名記事には共通点があります。トランプ大統領が超道徳的で精神状態が劣っているという点です。オマロサ氏は、トランプ大統領が(マイケル)コーエン個人弁護士(現在被告)とホワイトハウスの執務室で会った後、メモを口の中に入れたのを見たと自伝の中で語っています。
A. トランプはメモを食べてしまったのですか? 機密性が非常に高いメモだったのでしょう。トランプは資料を読んだり、アドバイザーの話をじっくり聞くのを嫌っています。すぐに飽きてしまうのです。私は環太平洋経済連携協定(TPP)や自民党の農業政策に関して資料を読んで勉強しました。つまらないときもありますが、私は勉強をします。
Q. 米朝関係をどのようにみていますか?
A. 6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談では米国は何も得るものがありませんでした。非核化に関する具体的な解決策がありませんでした。北朝鮮は現在も核開発を継続しています。金正恩(朝鮮労働党委員長)は、米朝首脳会談で自分の地位を高め、体制の正当化に成功し、祖父や父親ができなかったことを遂行しました。私は米朝首脳会談開催には反対でした。トランプは独裁者が好きです。
Q. 安倍晋三首相とトランプ大統領の関係は、今後どのような展開になると思いますか?
A. 最終的に安倍首相はトランプに困惑すると思います。TPPもそうでしたが、トランプは自分で決めて協定から脱退しました。金正恩との会談も相談なしに自分で決めて行動するからです。