東日本大震災から生まれた最新防災グッズ
避難所生活でプライバシーを守る屋内用シェルター
報道でよく見かけるのが体育館などの避難所で段ボールの壁を作ってプライバシーを確保している光景である。そこで商品化されたのが「ブラインド シェルター」で大人4人が休める空間を2本のポールから本体を吊り下げるだけで設営できる。
「ブラインド シェルター」ドーム型・自立式緊急シェルター、二次避難用/屋内用
屋内での使用を前提として設営を簡略化したコンパクトに収納できるシェルター。取り外し可能なルーフ付き。本体用とポール用のスタッフバッグが付属する。
上から見ると大人4人が横になって休めるスペースが確保されていることが分かる。
常に身近に置ける津波対策用ライフジャケット
東日本大震災から半年後に商品化を果たしたのが、普段はクッションとして使い、有事の際にカバーから取り出して使える浮力補助胴衣「浮くっしょん」である。犠牲者の9割近くが津波で溺れて命を落としたことから考案された商品で、学校や役場などに導入されるべく活動している。
「浮くっしょん」ライフジャケット(浮力補助胴衣)
別売の専用カバーに入れてクッションとして使えるライフジャケット。普段から、すぐに手の届く場所に置けるため緊急時には素早く身に付けられる。子供用も含め3サイズがある。
ライフジャケット時のスタイル。前面にネームプレートとホイッスルが収納されている。
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