オモロイ社長、オモロイ会社

2018年10月15日

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杉浦佳浩 (すぎうら・よしひろ)

代表世話人株式会社代表

三洋証券株式会社入社(昭和62年)。鹿児島支店にて勤務。地元中小企業、個人富裕層の開拓を実施。 日経平均最高値の2カ月前に退職。次に日本一給与が高いと噂の某電機メーカーに転職。埼玉県浦和にて、大手自動車メーカー、菓子メーカー、 部品メーカー等の主力工場を担当。 退職時は、職場全員から胴上げ。そして、某保険会社に20数年勤務後、平成26年末に退社。在社中は、営業職、マネジメント職を経験して、リテール営業推進、若手人財育成を中心に担当していた。 社外の活動も活発に行っていた。平成27年1月1日、代表世話人株式会社を設立。
同社代表取締役に就任。世話人業をスタート。

店員さんをファン化

 全く植物の知識がなかった店員さん向けに「HOW TO GREEN研修」として、講習を開催。楽しく植物を育てる、基礎知識を植物の名前を覚える必要もなく、どうすれば元気になっていくか、教育モデルを導入することで、店舗の皆さんとの関係も構築できより販売に繋がっていくそうです。

北欧家具「BoConcept新宿店」で、営業時間終了後にHOW TO GREEN研修を行う中村さん。最初は座学で植物に関する基本的なポイントを説明する
座学の後は、店内にある植物を実地で説明する。受講者からは次々と質問が出るなど、関心の高さがうかがえた

 

出張メンテナンス(植物専用)

 全国にボタニスト(植物の育成知識とテクノロジーの活用スキルを持った専門スタッフ)を60名ほど抱え、店舗やオフィスに派遣、また購入したお客様の一般住宅にも赴きメンテナンスをする継続して関係が構築でき、さらなる購入にもつながっていく。

 グリーンコンチネンタル便→全国への発送は全て自社便で温度湿度管理して配送。植物の育て方説明まで行う

 このように売り方にもアイデア、工夫がある中村さん、市場創造も今までのガーデニング市場である2200億円規模のマーケットを狙うのではなく、住宅マンション市場22兆円、商業施設・オフィス市場14.8兆円、ギフト市場17.4兆円、アパレル市場9.2兆円、リノベーション市場6.5兆円等々他にも、ウェディング、美容、インテリア、イベント、雑貨、飲食と、グリーンを必要とするあらゆる市場に展開していこうとされています。

新しい働き方の提供

 「在宅ワーカーだった方々も最近ボタニストに変身していますよ」と語る中村さん。毎日決まった場所に通勤するでもなく、自宅でじっとして誰とも会話しないのでもなく、新たな働き方としてボタニストという仕事を提案しているそうです。

 ボタニストさんが訪問する、植物がイキイキする、顧客側も喜び、ボタニストさんもその反応に嬉しさを感じる。在宅の仕事や同じ仕事場にじっとしていては味わえない空気感をいろんな場所に訪問することで体感できるそこに喜びもあるそうです。

 また、パソコンにずっと向かう訳でもないのが当たり前、植物を通じて会話も弾む。コミュニケーションも生まれ、ボタニストさんとのランチ会も開催する場面も。植物を使って空間を演出していく、癒しの世界、訪問先の雰囲気に沿うようにセンスを磨いていく、まさにクリエイティブさが求められます。そのレベルが上がれば上がるほど距離感も近くなっていきます。このように植物を通じて今までになかった働き方まで創ってしまった感じがします。

グリーンテックを通じて大企業と連携、マーケットをさらに大きく

ボタニスト&IoTの活用

 植物IOTと連動した各種新事業、新製品の開発を、家電、インフラ、不動産、住宅等々の大手企業9社と13のプロジェクトでグリーンテックの新しい未来を創ろうとしていています。実際にオープンイノベーション手法での取り組みの結果、現在の東京オフィス兼流通拠点の空気質(フィトンチッド成分数種)を森林公園の約35倍まで高めることに成功しています。

 また、全国の耕作放棄地や遊休土地で観葉植物を生産するプロジェクトもリリースすることになっており、植物の力を活用したグリーンテックの産業化その先頭を走る中村さんをこれからも注目したいと思います。

  
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