From LA

2018年12月21日

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最大のEVバスメーカーはBYD

 もう一つの問題はEVバスの信頼性だ。カリフォルニア州で最大のEVバスメーカーはBYDなのだが、今年5月ロサンゼルスタイムズ紙が調査報道したところによると、BYD製のバスは故障が多く、継続走行距離も同社が約束したよりも短いことが判明。またロサンゼルス郡の公共交通事業団体であるメトロがBYDの工場を査察した結果、業務が「組織されておらず現場が混乱している」と評価したという。同州ではこれまでに補助金や自治体との契約などでBYDに対し3億ドル以上を提供しており、その業務内容のお粗末さに政府も頭を抱えている、という。

 一方のプロテラ社はドイツ、ダイムラーから技術支援を受けるなど、今後の成長が見込まれる企業だ。スタートアップに関してはまだ実力が未知数だが、特にマイクロバスの分野ではすでに複数の企業と契約を交わしているところもあり、期待がかけられている。2023年といえばわずか5年後。州政府がEVバス購入を義務付けるに当たり、EVバス製造企業の淘汰も始まりそうだ。

  
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