2023年1月30日(月)

海野素央の Democracy, Unity And Human Rights

2019年5月17日

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海野素央 (うんの・もとお)

明治大学教授 心理学博士

明治大学政治経済学部教授。心理学博士。アメリカン大学(ワシントンDC)異文化マネジメント客員研究員(08年~10年、12年~13年)。専門は異文化間コミュニケーション論、異文化マネジメント論。08年と12年米大統領選挙で研究の一環として日本人で初めてオバマ陣営にボランティアの草の根運動員として参加。激戦州南部バージニア州などで4200軒の戸別訪問を実施。10年、14年及び18年中間選挙において米下院外交委員会に所属するコノリー議員の選挙運動に加わる。16年米大統領選挙ではクリントン陣営に入る。中西部オハイオ州、ミシガン州並びに東部ペンシルべニア州など11州で3300軒の戸別訪問を行う。20年民主党大統領候補指名争いではバイデン・サンダース両陣営で戸別訪問を実施。南部サウスカロライナ州などで黒人の多い地域を回る。著書に「オバマ再選の内幕」(同友館)など多数。

今後の注目点

 現時点では、トランプ大統領は米中貿易交渉と米朝首脳会談が物別れになっても、「(習主席と金委員長との)信頼関係は崩れていない」と述べて、首脳間の個人的な関係を盾にして批判をかわしています。同時に、前述しましたが、歴代の米大統領は中国との貿易摩擦並びに北朝鮮との核・ミサイル問題を解決できなかったと指摘し、矛先を習・金両氏ではなく、自国の元大統領に向けています。

 要するにトランプ大統領は、習、金両氏との良好な関係を維持しながら、中国と北朝鮮に対して強硬姿勢をとるという非常にユニークなアプローチをしています。しかも、自ら状況をエスカレートさせ、危機的状況を創り、回避するという戦略をとります。

 この巧みな交渉術とコミュニケーションスキルを交えたアプローチ及び戦略が、果たして今後も有効なのか、そこに注目です。

  
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