2024年11月21日(木)

山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2020年10月3日

サステナブルなソーシャルプログラム
「キブ湖プロジェクト」と「発達障害児の幼児教室」

 今回、美緒さんが一旦レストラン部門とホテル部門を閉鎖したことには現状の体制では限界があるということだ。ルワンダと日本との間にもっと密接な関係を作るためにはボランティア精神や優しい心だけでは間に合わないのである。雇用機会を増やすためのシステム作りとプラットフォームを作らない限りサステナブルなソーシャルプログラムにはならないことに気が付いたのだろう。

 クラウドファンディングは日本人的な発想のちょっとした見返りのある寄付行為である。ルワンダには美味しいコーヒーやナッツ類もある。しかも日本人起業家のたちがコーヒー農園やナッツ農園の経営をしているから品質も高く安心して投資家に説明することもできる。ルワンダファッションの「DRESS for TWO」も、なかなか洒落ているし鈴木掌さんのコーヒーアートも素晴らしい。

 日本ボディーケア学院の谷口社長はルワンダでボディーケア学院の分校をすでに設立している。谷口社長と未来の夢を語ったときに素晴らしいアイデアを提案された。ルワンダのキブ湖のリゾートにはあらゆる観光資源があるからSPA(温泉)の設備をホテルに投資することを発想する起業家も出てくると思う。そんなリゾートを誘致して谷口社長が育成したセラピストに雇用機会ができるなら素晴らしいではないか。

 資金についてはクラウドファンディングで5億円プロジェクトを計画してみたい。すでにトライアルで50万円を目標にクラウドファンディングプロジェクトを実行したところ63人の支援者から67万円の資金を集めることが出来た。大事なことは「夢と志」である。知恵を結集して行動に移せば出来ないことなどはない。新型コロナでテレワークしか出来ないが、今だからこそ夢のある企画やアイデアを生み出して数年後には新しいKISEKリゾートがスタートするのではないかと楽しみにしている次第だ。ユッシーの新しいアイデアは発達障害児の幼児教室をリモートワークで計画している。

 今回の「一時閉店感謝祭」には60名ものサポーターがZOOMで参加した。全員が協力すれば類まれなる行動力と発想力で何かをやってくれるに違いない。いよいよ日本とルワンダのアフターコロナ時代のNEW KISEKIが始まる日は近い。

  
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