Wedge REPORT

2021年4月26日

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奇跡のV字回復はあるか?

 ベイスターズファンは12球団の中でも比較的〝優しいファン〟が多い。特に三浦監督はベイ党の総意に近いラブコールもあって、二軍監督から昇格を果たした人気者だ。「どれだけ負けようとも三浦ベイスターズを応援し続ける」というスタンスのファンは今もまだまだ数多くいる。とはいえ、さすがにこれだけ負けが込んできた背景もあるからなのだろう。SNSやネット上においては三浦監督の混迷する采配を引き合いに出しながら「何だかんだと言われたが、ラミレス前監督のやり方は間違っていなかったことがよく分かった」などといった類の書き込みやコメントも段々と散見されるようになってきている。

 ベイスターズOBの1人も「私個人としては何とか彼(三浦監督)に頑張ってもらいたいが…」と前置きしつつ、次のように指摘した。

 「ラミレス前監督は非情に徹することができたから、大胆なデータ采配を敢行することができた。いい意味でも悪い意味でもブレずにやり通していたということ。対する三浦監督はこれだけ負けっ放しでも知らず知らずのうちに選手起用で温情に走るところがどうしても垣間見える。それも残念だが、チームを〝ユルフン〟に導く大きな要因につながってしまっている。24日の阪神戦先発で初回6失点KOの上茶谷(大河)を翌日に抹消したことでメディアは『鬼の決断』などと大きく騒いで持ち上げているが、あの背信投球の内容では当然の判断。戦力が整ってきたにもかかわらず仮に今後も黒星街道を突き進むようなら『ラミちゃんに帰って来て欲しい』とラミレス前監督へのカムバックコールが強まったとしても、まったく不思議ではない。実際にそういうトーンの話は周りで飛び交い始めている」

 2006年から2015年までBクラスで低迷し続けた暗黒時代の再来を危惧する関係者やファンも少なくない。ラミレス前監督の再登板までささやかれ出す中、三浦監督はチームを奇跡のV字回復へと導くことができるのだろうか。所信表明で「横浜一心」を口にした自らの力強い言葉を思い出し、原点に立ち返って〝ハマの番長〟ならではのチームスタイルを確立させてほしい。

  
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