2022年7月7日(木)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年1月15日

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藤城 眞 (ふじしろ・まこと)

SOMPOホールディングス顧問

東京大学教養学部(国際関係論)卒業。大蔵省入省。フランス国立行政学院、アフリカ開発銀行理事、主計局主計官、主税局税制第三課長、内閣官房行革事務局次長、理財局・関税局審議官、東京税関長、東京国税局長などを経て現職。
 

「Wedge」2022年1月号に掲載され、好評を博している特集「破裂寸前の国家財政 それでもバラマキ続けるのか」記事の内容を一部、限定公開いたします。全文は、末尾のリンク先(Wedge Online Premium)にてご購入ください。
 
powerbeephoto / taa22 / iStock / Getty Images Plus

 コロナ禍も落ち着き、飲み会も再開されたが、皆さんの会社で会費集めはどうされているだろうか。割り勘や上司と若手との傾斜配分が普通だろうか。

 ウェッジ商事もいつも予め会費を集めるのだが、宴もたけなわになると決まって「つまみと酒が足りない」との声が出る。最初は、追加徴収しようと幹事も頑張るが、「持ち合わせがない」「後にしてくれ」との声に押されてしまう。最近は店と交渉して、追加分はツケで飲むことを覚えてしまった。

 そんなある日、行きつけの店のつまみの値段がえらく上がっていた。おい話が違うゾと思ったが仕方ない。最初は、ちびちび注文していたが、「ケチるな」「肴が足りない」「この際だ。思い切って頼もう」との大きな声が出る。ツケも相当かさんでいたが、今回もツケが利くと言う。これで安心。若い人はじゃんじゃん注文する。課長は「この勢いだと奢るのは厳しいな」と懐を気にしたが、追加分は割り勘だと一人合点する。若い人は「追加分は課長よろしく!」などと思っている。いや多くの者が「どうせツケなんだから気にしてもしょうがない。誰か払ってくれるさ」と高をくくっていたのが実態だ。

 よく見ると周りのテーブルもツケで飲んでいる。店は大繁盛だが、ツケがこんなに増えて大丈夫なのだろうか?

 これがリアルなこの国の一面だ。

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Wedge 2022年1月号より
破裂寸前の国家財政 それでもバラマキ続けるのか
破裂寸前の国家財政 それでもバラマキ続けるのか

日本の借金膨張が止まらない。世界一の「債務大国」であるにもかかわらず、新型コロナ対策を理由にした国債発行、予算増額はとどまるところを知らない。だが、際限なく天から降ってくるお金は、日本企業や国民一人ひとりが本来持つ自立の精神を奪い、思考停止へと誘(いざな)う。このまま突き進めば、将来どのような危機が起こりうるのか。その未来を避ける方策とは。“打ち出の小槌”など、現実の世界には存在しない。

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