一度やったら止められない
「貨幣改鋳」
財源不足になって行われるのが貨幣改鋳で、これも古今東西共通している。古代ローマでは何度も行われた。江戸幕府でも「元禄小判」と呼ばれる、貨幣改鋳をして以降、財政が悪化するたびに行われるようになった。幕末には、小栗上野介が「万延二分金」と呼ばれる改鋳を行った。その結果として起きるのが、ハイパーインフレで、1860年(万延元年)からの7年間で物価が10倍となった。
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