「Wedge」2022年1月号特集「破裂寸前の国家財政 それでもバラマキ続けるのか」の記事内容を一部、限定公開いたします。全文は、末尾のリンク先(Wedge Online Premium)にて読むことができます。
「財政破綻」への警鐘が、〝狼少年〟扱いされ、MMTのような〝極論〟まで脚光浴びる昨今。だが、本当に財政破綻が起きたらどうなるのか。近未来の世界を漫画で描いた。
漫画・芳乃ゆうり 編集協力・Whomor Inc. 原案/文・編集部
漫画・芳乃ゆうり 編集協力・Whomor Inc. 原案/文・編集部
世界的に半導体が不足する昨今、供給が追い付かない事態となったことから、大手給湯器メーカーの幹部が謝罪に追い込まれた。確かに冬の寒さの中、お湯が使えないことを想像するだけで、凍えそうになる。
財政破綻後の日本の未来をマンガで描いたのは、起こりうる現実の問題として多くの読者に受けとめてもらいたいと考えたからだ。財政破綻後の世界を想像したとき、まず思い浮かんだのは、冬の朝だ。朝起きれば、暖房をつけ、コーヒー豆を挽き、お湯を沸かすためにガスコンロに火を付ける……。当たり前の日常である。
だが、考えてみれば電気を発電するための燃料、ガス、コーヒー豆などは輸入材料ばかりだ。そして、水。最近では、老朽化した水道管が破裂して水が噴き上がったというニュースも日常茶飯事だが、お金がなければ、輸入もできないし、水道も維持できないのだ。
そんな想像をしてみると、財政破綻後の近未来への実感がわいてくる。しかし、日本政府の対応は…………
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