2024年7月16日(火)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年3月7日

大小の蛇を首に巻きつけて「蛇の油売り」の大道芸口上を演じる幹おじさん

 で、みはし湯の脱衣所で使っていた年代ものの竹籠から大小の蛇をにょりょにょりょと動かしながら取り出しては子どもたちに投げつけ、自分の首にぐるぐる巻きにして口上を演じます。

 子どもからお年寄りまでの老若男女でチョー満員の観客は、笑いながらも「キャ~!」「ギャ~!」と叫びまくります。さすがに音響がいい銭湯だけに、叫び声はグッドな演出効果になっています。

 「この蛇の油は、普段は2,000円なんだけども、今日のお客さんは感じがいいので800円に、えい! おおまけだ!」と啖呵を切りました。でもお客さんはゲラゲラと笑うだけ。しかし、幹おじさんには温かい大拍手がおくられたのでした!

「学び続ける」コンビ二おじさん、落語で登場

 「しまじい! がんばれ~!」と、「地域の孫」の秋津の子どもから声援が飛びます。

 「しまじい」こと嶋村清一おじいちゃんが、若いお父さんたちからもうひとつの愛称である「コンビ二おじさん」と密やかに呼ばれていることは一回目に話しました。

「秋津亭清蔵」の落語家の芸名で登場の嶋村清一おじいちゃん

 で、今日のしまじいは、「落語家・秋津亭清蔵」の芸名で登場で~す!

 秋津亭清蔵師匠(?)は、秋津小学校の4年生の国語の授業に落語家として登壇し、教科書に紹介されている古典落語の「寿限無」を演じていました。

 でも「最近はお呼びがかからなくなったんだよ」と、あるときに寂しそうに私に話しました。

 「『寿限無』なんて長い話の落語じゃ、今の子どもたちは厭きちゃうからじゃないの!」と、私はしまじいの気持ちを察して応じました。

 「だからさあ、最近は演目を広げようと思って『ときそば』なんかも練習しているんだよ」と、しまじい。

 「しまじいこそ生涯学習の主体者じゃん、そうやって学び続けているんだからさぁ!」と、私は感心して返しました。


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