2024年11月22日(金)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年7月7日

2年後に起こした再チャレンジ

 再チャレンジしたのは06年。ベトナムの大学に出向き、会社説明会を行い、まずは「日本語を習得してもらう必要があること」を強調した。07年の新卒入社として8人を採用した。退職者が出ることを織り込んだ数だった。その後、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所の事故が起き、親から帰国を望まれたり、家庭の事情などで退職せざるを得なかった人を除き、現在も4人が在職している。

 ベトナム人の1期生が入社した際は、半年間、午前中に日本語学校に通ってもらうことにした。もちろん、費用は会社持ち。インド人を採用したときに立ちはだかったコミュニケーションの壁を壊すのが狙いだ。

 日本人社員のサポートも大きかった。

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Wedge 2022年7月号より
日本を目指す外国人労働者 これ以上便利使いするな
日本を目指す外国人労働者 これ以上便利使いするな

“人手不足”に喘ぐ日本で、頻繁に取り上げられるフレーズがある。「外国人労働者がいなければ日本(社会)は成り立たない」というものだ。しかし、外国人労働者に依存し続けることで、日本の本当の課題から目を背けていないか?ご都合主義の外国人労働者受け入れに終止符を打たなければ、将来に大きな禍根を残すことになる。


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