韓国高官は、金正恩が若さや未経験にかかわらず、軍を統制していることに驚いていた。ある計算によると、北朝鮮の上級将軍の3分の2が更迭されたという。しかし、金正恩が父親同様強いとの説には異論もある。正確なことは判らない。
太平洋軍司令官ロックリアは、金正恩は、父親以上にせっかちで予測不可能と言うが、DIA長官のフラインは、金正恩はカリスマのある指導者で現実政治を理解しているとしている。
核実験場は空気の証拠を出さないようにシールされている。早晩、北朝鮮はウラン爆弾を作れることを公表するだろう。しかし、何故金正恩がいまだにこれを秘密にしているかは、不明である。それは、技術が宣伝通り成功していないからかもしれない、と述べています。
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サンガー記者は、ニューヨーク・タイムズの中では、情報機関に良く食い込んでいる記者です。イランのナタンズ攻撃に米国がどうかかわったか、暴露記事を書いたのもサンガー記者です。
今回の記事は、北朝鮮についての情報が限られている事に焦点を当てていますが、情報関係者は何を知っているか、何を知らないかを明らかにすることはありません。したがって、この記事の内容も、常識的にこう思われるということを述べたものでしょう。
第3回目の核実験がプルトニウム型かウラン型かを米国がまだ確定しえていないというのは、何らかの情報を得て書かれているようです。小型化が行われたか否か、また今後の北朝鮮による核兵器の開発スピードは、このことに依存します。
金正恩がなぜウラン型かプルトニウム型かを隠そうとしているか、良くわかりません。金正恩は、北朝鮮の核の威力を宣伝したいと思われますので、ウラン型が上手く行かなかったからという推測は十分可能性があります。
インテリジェンスの世界では、核実験がなされた場合、あるいはその疑いがある場合、空中の塵を集めて分析したりします。ウラン型かプルトニウム型かを知るのは重要ですが、それ以上に、核実験は行われたわけですから、それにどう対応するかがより重要です。結局、我々は不確実な中で行動して行かなければなりません。
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