日本が常連国に名を連ねる環太平洋合同演習(RIMPAC)で、韓国はアジア諸国ではじめて海軍部隊の指揮をとる栄光に浴した。同じころ、李在明大統領はトルコで開催された北大西洋条約機構(NATO)の防衛産業フォーラムで、欧州への兵器輸出で獲得した「信頼」を武器に協力関係をバージョンアップしようと提案した。
RIMPACで外国部隊を指揮する栄誉
真珠湾に各国の軍艦が並んだ。米国が主導する世界最大の多国籍海上演習「環太平洋合同演習(リムパック)」に、今年は30カ国から水上艦艇約30隻、潜水艦5隻、航空機約200機、兵力3万人余が集結した。その多国籍の海上戦力を現場で束ねる連合海軍構成軍司令官(CFMCC)の任を、初めて韓国海軍が担った。
司令官を務めたのは機動艦隊司令官の金仁鎬少将。米第3艦隊司令官が率いる連合機動部隊の指揮下で、参加各国の艦艇や航空機の海上作戦を計画・統制する要の役職である。
演習全体を統括するわけではないが、多国籍戦力の実際の動きを一つにまとめる位置にある。米国以外の国がこの任に就くのは歴代4番目、アジア諸国としては初めてだ。
韓国海軍がリムパックに初めて参加したのは1990年で、今年で19回目になる。単なる参加国から指揮国へと役割を広げた格好だ。
今年は将兵約700人とともに、最新鋭のイージス駆逐艦「正祖大王」(8200トン級)や潜水艦「島山安昌浩」(3000トン級)、P-8A哨戒機などを送り込んだ。「島山安昌浩」は韓国の潜水艦として初めて太平洋を自力で横断し、約1万4000キロメートルを航海して真珠湾に入った。
リムパックは71年に米国、豪州、カナダ、ニュージーランド、英国で始まり、74年から隔年開催となった。今年で30回目を数える老舗の演習で、海上交通路の防護や多国籍海軍の相互運用性の向上を主な狙いとする。
日本の海上自衛隊も80年に非英語圏として初めて参加し、今年で24回目の常連だ。今回はイージス護衛艦「こんごう」とP-1哨戒機、幕僚ら約60人を派遣した。

