2026年4月3日(金)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年4月3日

 四半世紀の開発期間を経て、国産戦闘機KF-21の量産型1号機がロールアウトした。インドネシアとの共同開発など紆余曲折を経て、韓国は世界で8番目の超音速戦闘機開発国の仲間入りを果たした。一方、11回目となった「西海守護の日」では、黄海での海戦などで犠牲となった英霊が顕彰され、全艦隊が訓練を実施した。

KF-21量産型1号機がロールアウト

 韓国の純国産戦闘機KF-21「ポラメ(鷹)」の量産型1号機が3月25日、泗川市の韓国航空宇宙産業(KAI)でロールアウトした。李在明大統領が式典に出席し、「地と海に続き、空においても自らの技術で平和を守る武器を持つに至った」と宣言。14カ国の外交使節を含む500人が見守る中、四半世紀にわたる国家プロジェクトが新たな節目を迎えた。

(大韓民国大統領府ホームページより)

 KF-21の歴史は2001年、金大中大統領が国産戦闘機開発の必要性を打ち出したことに始まる。10年に国策事業として正式指定され、15年には米国が主要技術の移転制限を通告。これにより広範囲・高精度で遠方の物体を検知するフェーズドアレイレーダーなど核心技術の国産化を余儀なくされたが、逆に技術自立の加速につながった。21年4月に試作1号機がロールアウトし、翌22年7月の初飛行成功で韓国は世界8番目の超音速戦闘機開発国の仲間入りを果たした。

 6機の試作機を用いた地上試験955回、飛行試験1601回をすべて無事故で完了し、今年9月に空軍への実戦配備が予定されている。最高速度マッハ1.8、最大7.7トンの武装搭載能力を持つ4.5世代機だ。

 唯一の共同開発国であるインドネシアとの関係は波乱続きだった。16年の合意では開発費の20%、約1兆7000億ウォンを負担する予定だったが、インドネシア側は財政難を理由に支払いを繰り返し滞納。KAIに派遣された同国技術者が機密資料の持ち出しを図り摘発される事件まで起きた。


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