2026年3月28日(土)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年3月28日

 米韓聯合演習「フリーダム・シールド」が佳境を迎える中、韓国軍は中東に在留する国民200人強を救出するオペレーションをやってのけた。日韓はそれぞれの国民を保護し、危機の中で絆を深めた。そして、ソウルでは人気グループBTSのカムバックが安全保障問題にまで拡大した。

イラン情勢緊迫の中で日韓が国民保護で協力

 中東情勢の緊迫化に伴い領空閉鎖と民間便の途絶が相次ぐ中、韓国軍は3月15日、在留韓国人の集団帰国作戦を成功させた。「砂漠の光作戦」と名付けられたこの作戦では、空軍の多目的空中給油輸送機KC-330がリヤドを拠点に、サウジアラビアとバーレーン、クウェート、レバノンの4カ国に散らばった在留韓国人204人と外国籍家族5人を集結させて帰国させた。

「砂漠の光作戦」を成功させ、中東から帰還した韓国軍の兵士たち(韓国国防部提供)

 作戦の規模と複雑さは異例だった。韓国からサウジアラビアへの飛行ルートの通過承認を10カ国超から1日以内に取り付けなければならず、外交・国防当局が時差を超えてリアルタイムで調整にあたった。外交部はこの作戦を「4カ国に分散した自国民を一時に集約し輸送した前例のない規模と範囲」と説明している。

 また注目されるのは日本との連携だ。今回の作戦に先立ち、3月11日にリヤドで韓国人11人と外国籍配偶者1人、13日にオマーン・マスカットで韓国人4人が日本側のチャーター機に搭乗して退避している。

 一方、韓国のKC-330も日本人2人を乗せて帰国させた。李在明大統領は17日、高市早苗首相あてに感謝書簡を送り、この相互支援を「意義深い」と明記した。日韓が危機下でシームレスに協力した事例として、外交的にも注目されている。


新着記事

»もっと見る