子供たちはどのように成長してくのか
茨城学園は、2013年9月現在の生徒・児童数は31人。小学4年生から高校2年生までが入所している。施設内の組織は「児童自立支援(生活指導)」と那珂市立第一中学校と那珂市立五台小学校の分教室としての「義務教育(学習指導)」に分かれている。
生活するための寮は5つに分かれ、各寮に生活指導の職員が約7名ずつ配置されて宿直、早番、遅番を担当している。学校での授業は教員の担当だが、生徒・児童の不安定な時は職員も教室に入って指導を行う。また、授業が受けられないほど不安定な場合は、生活態度が改善するまで寮内で指導を受ける。
「入所する年齢や時期はまちまちです」という茂木。茨城学園の子供たちは、ここでどのように成長して、社会へと戻っていくのだろうか。そこにある課題は……。後篇で詳しく伝えたい。
(後篇は10月25日公開予定です)
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