2024年7月31日(水)

BBC News

2024年7月19日

体操女子のパリ・オリンピック(五輪)日本代表で主将の宮田笙子選手(19)が、喫煙の発覚によって、五輪への出場を辞退することになった。日本体操協会が19日、発表した。

宮田選手は、喫煙の疑惑が浮上し、日本体操協会などが調査を進めるなか、18日にモナコで合宿していた代表チームを離脱。同日夜、日本に帰国した。

喫煙は同協会の行動規範に違反する。日本では、20歳未満の喫煙は法律で禁止されている。

同協会の西村賢二専務理事は19日の記者会見で、宮田選手に喫煙の事実が確認されたと発表。多方面と協議した結果、同選手の五輪出場辞退が決まったと説明した。

また、宮田選手について、モナコでの合宿中から「かなり憔悴(しょうすい)している様子」だったと述べた。

宮田選手が所属する順天堂大学の監督で、同選手の個人コーチも務める原田睦巳氏は、同選手が五輪で戦うプレッシャーに苦しんでいたと述べ、理解を求めた。

宮田選手は、2022年に英リヴァプールで開かれた世界体操競技選手権で銅メダルを獲得した。

体操女子の日本代表はパリ五輪で、1964年の東京五輪以来となる団体でのメダル獲得を目指している。

パリ五輪は今月26日に開幕する。

(英語記事 Japan gymnast 'set to miss Olympics for smoking'

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c3ge0gnxx5xo


新着記事

»もっと見る