ハイテク産業も誘致へ
また、自動車などに限らず、ハイテク産業誘致にも意欲を示す。
「アメリカのイノベーションといえば、西海岸のシリコンバレーと東海岸のボストンを思い浮かべる人が多いのですが、これらの地域に対抗するため、中西部に卓越性をもたらす戦略を採用したいと考えています。特筆すべきは、半導体大手のインテルが進出先として40もの選択肢がある中で、オハイオ州に工場を建設することを決めたことです。つまり、ここには、必要なスキルを持った大学卒業生が数多くいるからです」と述べ、ハイテク関連の人材が豊富にいる点を挙げた。
隔年ごとに日米持ち回りで開催している日本・米国中西部会・日米合同会議については「今年はオハイオ州知事主催で9月に開催します。日本からは主要大学の学長も参加して、オハイオ州と日本との間で、どのようなイノベーションやパートナーシップを築くことができるか話し合う予定です。非常に戦略的な会議になる」と期待感を示した。