2024年10月4日(金)

BBC News

2024年10月4日

イスラム組織ハマスは昨年10月7日にイスラエル南部を奇襲し、約1200人を殺害。250人以上を人質としてパレスチナのガザ地区へ連れ去った。殺害された人の大半はイスラエルの民間人だった。

BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長は1日、カタール・ドーハを拠点とするハマスの副代表ハリル・アル=ハイヤ氏を単独インタビューした。

その中でアル=ハイヤ氏は、イスラエル奇襲でハマス戦闘員が民間人を標的にしたことを、確かな証拠があるにもかかわらず否定。奇襲について、パレスチナの国家としての地位をめぐる問題を世界的な議題に戻すために必要なことだったと正当化した。

そして、世界がこの問題を議論することなしに、中東における暴力行為の連鎖は終わらないとした。

イスラエル奇襲が報復攻撃を引き起こし、4万人以上のガザ市民の死につながったとボウエン国際編集長が指摘し、後悔しているかと問うと、アル=ハイヤ氏はパレスチナ人が自分たちのものだと信じている土地をイスラエルが占領していることが、中東における暴力行為と殺りくの根源だと述べた。

アル=ハイヤ氏は、ガザにいるとされるヤヒヤ・シンワル最高指導者に次ぐハマスの最高幹部。

単独インタビューはハマスの政治指導者のほとんどが拠点を置くドーハで行われた。イランがイスラエルに弾道ミサイル攻撃を行ったのは、このインタビューの収録から1時間後のことだった。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/cj4dqxw9kpko


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