2023年2月7日(火)

田部康喜のTV読本

2014年6月4日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

 その後、ワトソンのオフィスを古書店の老人が訪ねてくる。ワトソンはホームズの変装と思い、ひげや頭髪を引っ張るが、本当の古書店主であることがわかる。

 シャーロキアンとジェレミー・ブレッド版になじんだ観客にはたまらない、パロディーである。

美貌の犯罪者・アイリーン・アドラーも登場

 「シャーロック 3」は、第1話「空(から)の霊柩車」では、原作の「空き家の冒険」で帰還したホームズを狙うモリアーティー一味の裏をかいて逮捕に至るあらすじを脚色して、ロンドンの地下鉄の空の車両に仕掛けられた爆発事件を、ホームズとワトソンが防ぐ。

 第2話「三の兆候」は、ワトソンとメアリーの結婚式の披露宴で、ホームズがスピーチするなかで、過去に解決し、あるいは解決できなかった事件を語りながら、披露宴を舞台にして計画された殺人事件を食い止める。紹介される数々の事件の回想シーンのなかに、原作が盛り込まれているのだが、わたしは残念ながらひとつしか思い出せなかった。

 最終回の第3話「最後の誓い」(6月7日放映予定)では、美貌の犯罪者であるアイリーン・アドラーが登場する。過去のシリーズで、モリアーティーと組んで、ホームズを苦しめた。智謀を尽くして戦うなかで、愛と呼ぶには危うい感情が生まれた。ふたりのしゃれた会話のやり取りが楽しみである。

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