アライグマはトイレで酔った状態で発見された
米ヴァージニア州の酒類販売店の従業員は、11月29日に出勤した際、アライグマが店に侵入し、洋酒売り場で酒を飲んでいたことに驚いた。
この「覆面の盗賊」は、トイレとごみ箱の間で意識を失っているところを発見された。店内の棚の下段に置かれたアルコール飲料を勝手に飲んだとみられている。
動物管理官のサマンサ・マーティン氏は、ハノーヴァー郡動物保護施設に「容疑者」を搬送し、事情聴取を行った。ただし、その前に酔いを覚ます時間を与えたという。
アライグマにけがの兆候はなく、強いて言えば二日酔い程度だったという。数時間の睡眠後、アライグマは安全に野生へ戻された。
アッシュランドのABCストアは、アメリカの感謝祭(11月27日)で休業していた際に、この「ブラックフライデーの侵入被害」にあった。
従業員が29日に出勤したところ、床には割れたびんと、こぼれた酒が広がっていた。そこには、「侵入者」の好みとみられるスコッチも含まれていた。
マーティン氏によると、このアライグマは天井のタイルを突き破って落下した後、「完全な暴走状態で、あらゆる酒を飲んだ」という。
監視カメラには、アライグマの様子を捉えた画像はぼやけた1枚しかなく、トイレで意識を失う前にどれほどの酒を飲んだのかは不明だ。
店舗はソーシャルメディアへの投稿で、ハノーヴァー郡動物保護施設に対し、アライグマに専門的な対応と「酔い覚ましの帰宅手段」を提供したことに感謝を示した。
マーティン氏は、「これは動物管理官の日常の一幕に過ぎない」と語った。
(英語記事 Drunk raccoon found passed out on liquor store floor after breaking in)
