メキシコ・ゲレーロ州サン・マルコスの地域で発生したマグニチュード6.5の地震で被害に遭った民家の中
メキシコ南西部沿岸で2日、強い地震が発生し、少なくとも2人が死亡した。米地質調査所(USGS)によると、現地時間午前7時58分(日本時間2日午後10時58分)ごろにマグニチュード6.5の地震が起きた。震源は、観光地アカプルコに近い、南西部ゲレーロ州サン・マルコス付近。
ゲレーロ州のエヴェリン・サルガド知事によると、50歳の女性が死亡したとみられる。メキシコシティのクララ・ブルガダ市長は、60歳の男性が死亡し、12人が負傷したと明らかにした。市長によると、余震が続いている。
ブルガダ市長は住民に「落ち着いて行動」し、「常にライフ・バックパックを準備しておくように」と呼びかけた。「ライフ・バックパック」とは、メキシコ国家防災センターが住民に非常用に備えるよう推奨しているもので、「災害発生後の最初の数時間を生き延びるため」のもの。中には懐中電灯、ラジオ、水、保存食、暖かい衣類、重要書類のコピーを入れるべきだとされている。
ブルガダ氏は、市内の2件の建物について倒壊の危険を調べていると明らかにした。さらに、「予防措置として、建物34棟と住宅5軒を検査している」という。
2日早朝にメキシコ地震警報システムの警報を聞いた住民や観光客は、メキシコシティやアカプルコの街頭に駆け出した。この警報システムは、1万人以上の命を奪った1985年の致命的な地震を受けて導入されたもの。
クラウディア・シェインバウム大統領は、地震発生時に年頭の記者会見を行っていた。
その時の様子を捉えた動画では、地震警報が鳴る中でシェインバウム氏が「揺れている」と言うのが聞こえる。
その後、大統領は目の前の報道陣に「落ち着いて全員外に出てください」と、穏やかな声で呼びかけた。
メキシコシティで建物が揺れ、ゲレーロ州アカプルコで車が揺れる映像もある。
メキシコは、世界で最も地震活動が活発な国の一つ。2017年にはマグニチュード7.1の地震で200人以上が死亡し、メキシコシティで数十棟の建物が倒壊した。
(英語記事 Two people killed in magnitude 6.5 earthquake in Mexico)
