うつ病蔓延時代への処方箋

2014年7月17日

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――具体的な活動は。

森川:医師からの紹介で個別指導をしていますし、グループセラピーや講演活動のほかTFT協会での啓発活動など多様です。個別指導ではカウンセリングに似ていますが、相手が持つ根本的な問題点にフォーカスして、それを浮かび上がらせながらタッピングするツボを教え、自分でできるよう指導します。1回で終了です。本もネットでも分かるようツールは揃えてありますから、セルフケアで行うのが基本です。

 最近は、企業のうつ予防にも取り入れられてきました。うつ症状に陥る場合は、自身の未熟さやコミュニケーションの取り方などが背景としてあるので、そこを集中してタッピングすることでうつを予防する。これはパフォーマンスとレジリエンスを高めることにもつながります。休職中の社員の復職支援にも活用できます。

草の根的な普及に期待

――簡単なタッピングのポイントとセルフケアの手順などを教えてください。

タッピングのポイント(セルフケアの手順)
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森川:繰り返しになりますが、TFTはツボをタッピングすることで、経路を伝わり心や感情のエネルギーに作用し、様々な心理的問題や身体感覚を改善します。セルフケアの手順は図にある通りです。これに沿って行ってみてください。大事なことは嫌なこと、辛い感情、不安などを思い浮かべて行うことです。タッピングは軽くトントンと叩く程度です。痛くなるほど強くたたく必要はありません。

 シンプルだし、いつでもどこででも行える。道具もいりません。その場で効果を感じ取ることができるはず。もちろん感じない人もいると思いますが、自己治癒力を高める効果は得られます。

――ストレスを溜めこむ現代人は増え続ける一方です。やる、やらないは人それぞれですがどのようにTFTを普及させていく考えですか。

森川:サラリーマンは競争が激化し、社会的な変化は多くの人に不安を与えていると思います。自分の立ち位置が分からずストレスを溜めながらの日々は、マイナスの結果しか出てきません。感情と身体はリンクしていますので体調の変化を起こし、それがメンタル面から来ていることに気が付かないことがよくあります。

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