現在、ウィルチェアーラグビー日本代表の世界ランキングは4位。日本がチームスポーツでメダルを狙える数少ない競技の一つである。
しかし、国内の公式戦が少なく観戦する機会が限られていることが、認知度を高める上でのネックになっている。
その国内の最高峰『ウィルチェアーラグビー日本選手権大会』が12月に千葉のポートアリーナで開催される。お時間のある方はぜひ会場へ!観戦は無料。2014年12月19日(金)・20日(土)・21日(日)
千葉ポートアリーナ(千葉市中央区問屋町1-20)
詳細は日本ウィルチェアーラグビー連盟HPへ
http://www.jwrugby.com/Nationals.html
<ウィルチェアーラグビーとは>
ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケー等の要素が組合せられており、バスケットボール用のコートで行われます。
1チームは4名の選手で構成され、選手は、車いすの操作やボールを扱う能力(障害のレベル)により0.5点、1.0点、1.5点、2.0点、2.5点、3.0点、3.5点の7クラスに分類され、競技中のコート上の4選手の持ち点の合計が8.0点を越えてはいけません。
ただし、女性選手が加わる場合、女性選手1名につき持ち点の合計から0.5点がマイナスされます。
車いすは、ハードな競技に耐え得る専用の車椅子(通称ラグ車)を使用します。車椅子には、相手の車椅子を止めるためのバンパーや、相手の車椅子から逃れるためのウィングが取り付けられています。
ボールは公式専用球(バレーボール5号球を基に開発されたもの)が使用され、パスまたはひざの上に置かれてゴールまで運ばれます。ルールの規定内であれば、あらゆる方向にパスすることが可能で、投げたり、打撃をしたり、転がしたりして運ぶことができます。ボールをひざの上に置いて運ぶ場合は,10秒以内に1回のドリブルを行わなければならなりません。
得点は、ボールを持ったオフェンス側の選手の車椅子の2輪がゴールラインに達するか通過することにより与えらます。タックル(相手の車椅子に自分の車椅子を衝突させたり引っかけたりすること)により相手の攻撃や防御を阻止することが認められています。
(日本ウィルチェアーラグビー連盟HPより一部引用)
島川慎一 プロフィール
2004 アテネ・パラリンピック日本代表8位
2005 アメリカに活動の舞台を移す。「フェニックス・ヒート」加入。
2006 「フェニックス・ヒート」全米選手権で優勝。
年間の最優秀選手に贈られる「アスリート・オブ・イヤー」を外国人選手として初めて受賞。
2008 「テキサス・スタンピード」に移籍し全米選手権で優勝。
北京・パラリンピック 日本代表7位
2010 世界選手権大会 日本代表3位
2011 アジアオセアニアゾーン選手権 日本代表2位
2012 ロンドン・パラリンピック日本代表4位 / カナダカップ日本代表4位
2013 アジアオセアニアゾーン選手権 日本代表2位
2014 カナダカップ日本代表3位
2014 世界選手権大会 日本代表4位
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