2024年4月24日(水)

世界の記述

2015年1月8日

 しかし、まだそのポテンシャルを測りきれないためか、地方へのホテル進出は遅れている。また別の課題もある。開発手段と人材育成である。多くの建材を輸入に頼っているため、大型の建設を地方で行うと余計なコストがかかる。そして、ミャンマー人の国民性として真面目でホスピタリティがあるが、地方の人間は外国人と関わることが少ないため、国際基準的なサービスを育成・提供するのが難しい。

 人材といえば、今各ホテルでは日本人スタッフを急募している。アコーグループのミャンマー担当のフランス人と話したところ、以前バリでホテルの支配人をしていた際に日本人がクレームもなしに全く来なくなった経験があり、その防衛手段として日本人従業員を雇いたいそうだ。しかし、どうせなら日本のおもてなしを外資ホテルに提供するのではなく、日本のホテルに進出してきて欲しいところである。

  
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◆Wedge2015年1月号より

 


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