2024年7月23日(火)

Wedge REPORT

2015年1月16日

 シー・シェパードがネット上で更新している、反イルカ漁キャンペーンの活動報告も転載され、もはや、日本の育児支援対策などはまったく関係ない。コメント欄だけを抽出すれば、まさか首相官邸の公式FBサイトに添えられているメッセージとは、誰も想像できないだろう。

 攻撃ユーザーらの個人サイトを詳しく見てみると、ネット上でカオス状態を繰り出す主になっている「ネチズン」が実行者であることが浮かび上がってくる。イルカ教の信者はネット内で生息していると言ってもいいかもしれない。

日本人ユーザー「何とか出来ませんか」と訴えるも、改善みられず

 何人かの日本人がこうしたメッセージに立ち向かっている。

 ある男性は、フランス言論テロのエントリで、「弔意のコメントなのに、クジラがどーのこーのの場違いなレスポンス。そういう事が平気で出来るような輩が捕鯨反対している訳ですな」と嘆く。

 中傷だらけのひどい状況に心を痛める、ある女性は「このページの係員さん、何とか出来ませんか?このページのコメントはスパムだらけです!…ブロックしてください」と訴える。

 他の日本人女性は流ちょうな英語で、反イルカ漁・捕鯨ユーザーらに果敢に反論しているが、状況はまったく改善されていないのである。

 シー・シェパードと首相官邸FB荒らしの関連性でいえば、FBにコメントした英国人女性が実際に昨年10月ごろ、和歌山県太地町を訪れ、漁師に対する嫌がらせ行為に直接参加していることが確認されている。攻撃ユーザーの行動は、実際のSSの活動と連動していることは注目に値する。

 読者が増えているとはいえ、英語版の首相官邸FBサイトの「いいね!」読者ユーザーは5万人弱にすぎない。対して、シー・シェパード創設者、ポール・ワトソン容疑者の個人FBサイトは50万人、和歌山県太地町のSSキャンペーンのFBサイトは25万人以上を数え、日本の捕鯨、イルカ漁はネット上では圧倒的な多数から批判を受けている状況にあるのだ。

 放置しているのも炎上状態を和らげる1つの手かもしれない。しかし、日本人ユーザーが指摘したように、すでに、日本の顔とも言えるFBサイトの管理に何らかの対策を加える時期にきているのではないだろうか?

 シー・シェパードは日本の捕鯨やイルカ漁をダシにして、どんどん勢力を拡大している。そうした実態が、首相官邸サイトの状況に如実に表れている。

  
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