チュニジアと同じ北アフリカに位置し、やはり観光立国として知られるモロッコでも同日、「新設した司法捜査庁がテロを計画し大量の武器類を隠し持っていたISIL系テロ細胞を解体した」と内務省が発表している。またスペイン政府はモロッコ国内にある海外領土メリリャでイスラム過激派とつながる幾つかの秘密ネットワークを解体したと発表している。
中東でもアフリカでもイスラム過激派は、中央政府の統治能力の未確立な国家を根城に周辺国へとテロを拡大している。北アフリカではカダフィ政権崩壊後3年半を経過するリビアが中央政府を生み出せず混迷を深めている。周辺国は一層の注意が必要だ。
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