2024年7月13日(土)

Wedge REPORT

2016年2月10日

 富士フイルムもオリンパスも、新製品と言ってもベースになる「X-Pro」、「PEN E-P5」というモデルがそれぞれ存在する。つまり、このデザインはユーザーにも認められ売れているという実績がある。オリンパスは銀塩時代の一眼レフ 「OM-1」をベースにした「OM-D」というシリーズもある。徹底した懐古路線に見えるが、そのユーザー層はシルバー世代にとどまらず、若年層、特に若 い女性にも受け入れられている。  

温故知新がなぜ受け入れられるか

 ロシア生まれのコンパクトカメラ「LOMO」がファッションに敏感な女性の間で流行、周辺光量の落ちたトイカメラ風の写りが持てはやされた。この周辺光量落ちをリアルに再現したのがオリンパスのアートフィルターである。デザインだけでなくレトロ風や幻想的な画像が撮れるというのがオリンパスの提案なのだ。今回の「PEN-F」で新たに増設したダイヤルは、モノクロ/カラープロファイルコントロールと呼ばれる機能専用のものだ。モノクロでは3種類の効果を組み合わせ、カラーではEVFを見ながら12分割した色相を11段階に微調整できるというマニアックな機能が追加された。

 コンパクトカメラにもさまざまなユニークなデザインがあった。リコーは110カメラ型だったし、ニコンは110カメラ型を90度ひねった十字型、富士フイルムとLEICAはタテ型だった。

左は富士フイルム「FinePix2700」、右はLEICA「digilux zoom」で、どちらもタテ型だった

 パナソニックの最新モデルは、スマホのような超スリムな「LUMIX CM10」。SIMロックフリーで、撮影した画像をデジカメ単体からフォトストレージに送ったりSNSにアップできる。かなりスマホを意識したコンセプトだ。

 


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