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Wedge REPORT

2016年2月26日

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村中璃子 (むらなか・りこ)

医師・ジャーナリスト

医師・ジャーナリスト。東京都出身。一橋大学社会学部・大学院卒、社会学修士。その後、北海道大学医学部卒。WHO(世界保健機関)の新興・再興感染症対策チーム等を経て、医療・科学ものを中心に執筆中。京都大学大学院医学研究科非常勤講師も務める。

 ジカ熱を発症したところで症状はかぜ程度であり、ほとんどの人にとって過剰な心配は無用だ。用心すべきは妊婦や妊娠している可能性のある女性だが、流行地に行かないことや蚊に刺されないようにすることで感染を防ぐことができる。

 むしろ、国内において気をつけるべきなのは女性ではなく流行地帰りの男性だ。潜伏期における感染リスクは分かっていないので、大事なパートナーや家族を守るためにも、症状の有無にかかわらず帰国後もコンドームの使用は徹底したい。

 気になるのは、実はお隣中国でも輸入感染例が報告されていることだ。新華社通信によれば2月9日、中国初のジカ熱輸入感染例が確認された。これから蚊のシーズンに入り、万が一中国で流行することがあれば、日本でも中国を経由した輸入感染例が出てくる可能性は否定できないが、そうなったとしても冷静な対応が欠かせない。

【編集履歴】2ページ目第1段落、第2段落において、表現を整えました(2016/2/26 11:45)

  
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