2022年10月6日(木)

使えない上司・使えない部下

2016年8月18日

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 こんな管理職もいました。プレイヤーとして勤勉で、黙々と仕事をするのです。私も、彼をみていて「すごい!」と思います。

 マネージャーとして部下を持つときには、このひたむきさが裏目に出ることがあるのです。彼は残業が多く、部下もそれに合わせようとしますが、しばらくするとその猛烈な姿勢についていけなくなるのです。

 私は、このマネージャーを高く評価しています。仕事を終電間際までして、家に帰ってもしているようです。深夜4時ごろにメールがくることがあり、心打たれるものがあります。彼の、このやる気を大切にしたいのです。一方で、私は、彼の部下のことも考えないといけない。

20代にこそ、たくさんの仕事をするべき

 今の20代は、それより上の世代に比べて、残業などを敬遠する傾向があるように思います。このあたりのバランスは、私としても難しいところですね。

 残業は減らすようにしていますが、仕事の量を減らすことは難しい場合があります。私は、20代の頃には一定の量を経験することは大切だと思っています。仕事をマスターするためには、はじめから「質」を求めるのは難しい。大量の仕事をこなすから、あるときから「質」に転化するのです。

 量をこなすのは、30~40代になってからでは遅い。20代の頃にこそ、たくさんの仕事をするべきです。それが必ず、30~40代になったとき、生きてきます。私や管理職は、このようなことも特に20代の人に教えないといけないのでしょうね。

 上司と部下の関係をよくしていくためには、双方向にならないといけないと思います。上司は、部下に自分の姿を「見せる」ことで信頼されるようになること。部下は、自らを売り込まないといけない。ただ、仕事をしているだけでは評価は高くなりません。1つの仕事を終えたら、「この仕事をやらせてください」とピーアールしてほしい。

 上司はそんな姿をみると、気持ちがいいはずです。私も気分がよくなります。互いに売り込むことで、いい関係をつくるようにするべきでしょうね。

  
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