田部康喜のTV読本

2016年8月14日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

 大学時代の恋人だった、新潟在住の長崎はるか(ミムラ)が社会から抹殺された新一を助けるようにして、東京出張の偶然を装って新一の前に現れる。さらには、フィアンセの早苗(二階堂ふみ)にも接触してくる。彼女はいったいなにをしようとしているのか。

 新一は自分が追い込まれた状況が、「ミス・イレイズ」を何者かが利用した結果ではないかと疑う。上司の田嶋達生(ヒロミ)の力を借りて会社に入り、「ミス・イレイズ」のプログラムに侵入したログを解析することによって、犯人を特定しようとする。しかし、すべての痕跡は消し去られていた。

 システム会社が政府のシステムを請け負っていたことから、社会的存在を抹殺された人物である新一に対して、公安警察の追及が始まる。新一は逃亡者となる。

新一を襲う数々の裏切り

 第4回(8月7日)に至って、かつての恋人はるか(ミムラ)は、ホテルの一室で新一に結婚を迫って、それが受け入れられないとベランダから飛び降り自殺を図る。

 新一のパーソナルナンバーを乗っ取った男と出会うことができると、男は身分を買うことができると、連絡先の居酒屋の名前を書いて渡すのだった。

 居酒屋にいってみると、そこにいたのは、行きつけのバーの常連である馬場(小市慢太郎)であった。そして彼こそ「ガキの使い」だというのである。

 自殺した、はるか(ミムラ)に好意を寄せていた新一の親友の斉藤博史(今野浩喜)は、新一に仕返しをしようとナイフを突きつける。もみあいになって階段を転げ落ちるうちに、ナイフは斉藤の胸に突き刺さって、彼は死ぬ。それを早苗(二階堂ふみ)が目撃する。

 公安警察の取り調べを受けて、犯人を問われた早苗は答える。

 「藤堂新一と名乗っていた人物です」と。

 今年のミステリー・ドラマのナンバー1になる予感がする。

  
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