ネット炎上のかけらを拾いに

2016年10月5日

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 fujiponさんの記事「長谷川豊さんの「自業自得の人工透析患者」論と「自分はつねにアリの側である」と信じられる人」に対して長谷川氏はブログでまたもや自論を展開。「何か反論ある?」「もうちょっと現場で人に話を聞きな」などとひどい挑発をしたのだが、fujiponさんはこんな挑発に乗らず、丁寧な説明をブログにアップした。すると長谷川氏は自分が挑発したにもかかわらず、あろうことか論点をうやむやにしたまま「非礼を心よりお詫び申し上げるとともに、丁寧なご返答を頂いたことを……」と表向きに謝罪をすることで逃げたのだ。

 「(現場で話を聞けばfujiponさんも)絶対に私と同じこと言うから。汗をかけ、汗を」とまで言ったくせに、「その『見捨ててもいい患者』って、誰が判断するの?と訊ねたくなるのです」「8〜9割は自己責任、というのは誤解を招く言い方で、『個人差はあるが、8〜9割の患者には、生活習慣に気をつけることで改善・増悪予防の可能性がある』くらいが妥当じゃないか」といったfujiponさんからの疑問や指摘には応えていない。言い返せないところは無視して逃げ、批判されている自分の説を繰り返すだけ。それでいいと思っているのだから、そりゃ「無敵」だろう。

断言の恐ろしさを知らない人と、断言に惹かれてしまう人

 また、長谷川氏は個人ブログから内容をコピー&ペーストしたことも指摘されている。実際に誤字がそのままコピペされており、本人も認めた上で「単なるコピペではなく改行したりして自分の著作物にした」と意味不明な言い訳をしたという。

 個人ブログからコピペしたのは、人工透析患者がどのような公的サービスを受けられるかの内容だった。言うまでもないことだが、「本気のジャーナリスト」は、こういった基本的な情報を調べるときに個人ブログを参考にしない。参考にしたとしても裏付けで確認を取る。正確な情報だという確証がないからだ。この件の場合、個人ブログの情報は「一次ソース」ではない。

 長谷川氏は、たびたびブログ上で、自分がいかに取材をしてきたかを語る。今回の件でも、「私は透析病棟を何度も取材した経験があります」「14年間ニュースを伝え続けてきた私」とアピールし、「なんなら、私を応援する現場の医師たち、15人くらい、呼んできてやろうか?」と威嚇し、「私はこういうブログを書くとき、ウソや適当なことは絶対に書きません」と断言してしまう。

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