2023年1月31日(火)

WEDGE REPORT

2016年11月22日

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崔 碩栄 (チェ・ソギョン)

ジャーナリスト

1972年韓国ソウル生まれ。韓国の大学で日本学を専攻し、1999年渡日。関東地方の国立大学で教育学修士号を取得。日本のミュージカル劇団、IT会社などで日韓の橋渡しをする業務に従事する。現在、フリーライターとして活動、日本に関する紹介記事を中心に雑誌などに寄稿。著書に『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』(彩図社刊)、『「反日モンスター」はこうして作られた-狂暴化する韓国人の心の中の怪物〈ケムル〉』(講談社刊)がある。

「これぞ最高の翻訳!」韓国ネットユーザーが感心した翻訳「私は人生を失った(I lost my life)」

 

 今年の秋、Googleは翻訳システムにAI(人工知能)機能を適用、精度を大幅に向上させたバージョンを発表し話題となったが、その翻訳システムを利用した翻訳文が最近韓国で話題になっている。それはまさに「修学能力試験ボロボロだった」という韓国語を入力して、英語で変えれば「私は人生を失った」(I lost my life)という文章に翻訳されるというものである。

 Googleの翻訳システムはユーザーがより正確な翻訳を提案し、翻訳システムがそれを確認、学習する機能があり、誰かが人為的にそのような結果が出るようにいたずらをした可能性もある。しかし、入試に失敗したことを「私は人生を失った」に翻訳したのは、韓国社会の背景と雰囲気まで熟知した人にしかできない最高の翻訳だと多くの韓国人たちの共感を得ている。他の国であれば、「大げさな表現」、「機械翻訳もまだまだ」という評価を受けるかもしれないが、韓国で絶賛を受けているのは、韓国社会の特異さの問題と嘆くべきか、それとも素直にGoogleの人工知能を賞賛すべきだろうか。

  
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