いま、なぜ武士道なのか
『葉隠』は、江戸時代中期に肥前国鍋島藩士・山本常朝が「武士の心得」について口述した書物。「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」の言葉が有名で、「鍋島論語」とも呼ばれ、広く拳拳服膺された。しかしその内容は、上司からの酒の誘いを上手に断る方法や、部下の失敗をフォローする方法など、現代のビジネスパーソンにも通じる処世訓も多く含まれ、現代人にとって金科玉条とすべき教訓に満ちている。(本コンテンツは、書籍『いま、なぜ武士道か―現代に活かす『葉隠』100訓』(ウェッジ刊)から一部を抜粋したものです)
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うまくこなそうと思うから迷う
2009/10/10 青木照夫大事なことはひとりで決めるに限る。大事であればあるほど人に相談したくなるものであるが、それは失敗への恐怖心がそうさせるのである。
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ポイントは「十言一言」「七息思案」
2009/09/25 青木照夫リーダーは“よい決断”を意識的に行う努力が必要である。そのポイントは、「十言一言」「七息思案」。要点を押さえ、時機を逃さないことである。
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“失敗日記”をつけて自己啓発した『葉隠』の著者
2009/09/19 青木照夫自分が犯したザンネンな過ちを「残念記」という日記につけていた山本常朝。その多さに嫌気が差し結局投げ出したが、自省する心がすばらしい。
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信念を強くするために必要なこと
2009/09/12 青木照夫自己の非を知り反省すると、自信を無くして気後れすることがある。しかし『葉隠』は、そんな時こそあえて高慢の心を保ち、信念を強くしろと諭す。
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隣の芝生は青くない!
2009/09/05 青木照夫いつの時代も隣の庭は青く見え、隣の会社はよく見える。この色眼鏡を外し、自身の主体性を保つには? そのヒントは『葉隠』序文にあった。
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善し悪しを決める最大のポイント
2009/08/29 青木照夫「枝葉の事に結句大事はあるなり」。些細だと思われている「枝葉末節」こそ物事の善し悪しを決める大切な部分――。『葉隠』が説く真意とは?
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謙虚で・苦味ばしって
2009/08/22 青木照夫日本人の帝王学は「にがみありて、調子静かなるがよし」。巧言令色せず、誠実に自分の信念を語るリーダーこそが信を得る。
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―序にかえて
2009/08/15 青木照夫江戸時代、ふたりのサムライによって書かれた『葉隠』から、現代のビジネスパーソンに通じる含蓄ある指摘、金科玉条とすべき教訓を紹介。
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