長期化する中国の反汚職キャンペーン

周永康の訴追決定までには、大方の予想を越えてかなり長期の時間を要した。その背景に、激しい権力闘争があることは容易に想像できる。

「中国は強国になったが、 世界とは良好な関係を…

強大な中国は、諸国とお互いが利益を得られる関係を築けると述べているが、諸国はその言葉だけで安心することはできないだろう。

「イスラム国」はどこまで浸透しているか

ISの急激な勢力拡大と知名度の浸透にもかかわらず、その中核的な活動範囲は今のところシリア・イラクに止まっている、という指摘がある。

雲南を新たな経済開発の拠点に 中国の新シルク…

2013年、習近平はいにしえのシルクロードを再活性化すると発表し、新たな開発攻勢が始まった。その経路として想定されたのは…

韓国の財閥3世に向けられる 世間の冷たい視線

「ナッツ・リターン」事件で、韓国の財閥に対する関心が改めて高まっている。「財閥依存」と言われる韓国経済の実態とは…

所得格差が米外交に与える影響

米国の所得格差の拡大が国内的にも、更には米国の国際的な役割にとっても問題であると指摘されている。

国民が力を持った日 ブルキナファソの政変

ブルキナファソの人々の、内に秘めたる大きな力を見た―。2014年に起きた政変によって、何が変わり、変わらなかったのだろうか。

アジア諸国とFTA締結進める中国 TPPで足…

今アジアでは、中国中心の貿易秩序か、日米中心の貿易秩序かが問われている。

ロシアの経済危機は ウクライナ問題がなくとも予…

昨年末からロシアの経済状況がかなり深刻になっていることが日々伝えられている。その影響はロシア国内のみならず、国際的にも広がり…

「勢力圏」拡大を目指す中露

中露の示威行為の背景には、「勢力圏」という考え方がある。両国とも、自分の周辺領域では他者の干渉を排する権利を持ちたいのだ。

40周年を迎えたシンガポールの日本企業 「継…

日本はさらに国際化を進め海外拠点に進出して行かなければならないが、昨今の日本企業にはハングリー精神が不足しているように思う。

原油価格下落の敗者は誰か？

その地政学的影響

原油価格の大幅下落は、ロシア、ベネズエラ、イランなどの一部の産油国にどのような影響を与えるのだろうか。

中国が軍事力増強を続ける理由

中国の軍事力増強の動機は自国の安全保障であり、アジアにおける米国の軍事プレゼンスに大きく関係している。

オバマ訪印 モディ首相の期待

就任以来、インド外交を活性化させているモディ首相。特に対米関係の推進は、モディ外交の重要な柱と考えられる。

外資が狙うミャンマーのホテル業

『最後のフロンティア』として注目を集めるミャンマー。発展途上国におけるアーリーステップの常として不動産業と観光業の発展が著しい。

太平洋主要国の軍拡がもたらすもの

太平洋地域で行われている軍拡競争は国際紛争への危険を増やすのか、それとも安定に資することもあり得るのか…

海洋国家としてのインドネシア 新しいドクトリン

インドネシアのウィドド大統領が東アジアサミットで発表した、インドネシアの海洋国家としての立場を強化する外交政策ドクトリンとは…

中印で水資源の争奪戦が勃発？ チベットのダム…

チベット地区で初の大型水力発電所が作られ、発電が開始されたが、この大型ダムに対して下流のインドでは警戒感が高まっている。

台湾・馬英九政権の弱体化は避けがたい

台湾の統一地方選挙の結果は馬英九政権への不信任であり、馬英九総統はレームダック化が進むであろう、と台北タイムズ社説が述べている。

中国のサラミ戦術への対抗策

中国は抵抗の強弱を見極めつつ、小さな措置を積み重ね、辛抱強く地歩を築く「サラミ戦術」を、東・南シナ海での海洋進出として展開している。