香港大富豪の「中国撤退」がついに終盤戦へ

経営の王者・李嘉誠氏の脱出録

中国事業から撤退しようとする多くの外資企業は、海外向けの送金まで難しくなってきたことに頭を抱えている。早い段階で撤退の決断ができなかったことを悔やむ一方、李嘉誠氏の「先見の明」を讃えた。

南シナ海の風雲と日本人の安全

日本大使館・駐マレーシア防衛駐在官 溝上氏講演所感

時系列に沿って中国の「進出史」を写真付きできれいにまとめた資料を目の当たりにして、衝撃を受けずにいられない。いまや東南アジア諸国は中国と対戦できるほどの戦力をまったく持ちあわせていないことが分かる。

観客席の悲劇、日大アメフト事件の本質をえぐる

他人事なのに一般市民はなぜ熱くなるのか？

ここ数年、日本企業の不祥事が続出している。その多くは、思考停止、権威に盲従することに起因している。本質的には日大アメフト事件と病巣を共有している。

セイコーウオッチ上海殺人事件、日本人幹部も殺さ…

この殺人事件はすべての在中日系企業、いやすべての在外日系企業にとって決して他人事ではない。このような惨事が二度と起きないよう、適正な人事労務管理、コンプライアンス、そしてリスク管理体制の構築が急務となろう。

凡庸な社員は去れ！ファーウェイはリストラで苦境…

ファーウェイの任正非CEOは立て続けに2通のメールを全従業員に配信した。「苦しい時期に備え、凡庸な社員を解雇せよ」。ファーウェイはかなり追いつめられているようだ。

【実録】ベトナム不動産投資は儲かるか？

いざ投資してみると、決して労せずして利益を手に入れられるものではないと思い知らされた。

米企業がレノボを提訴、ファーウェイ問題が招く「…

ファーウェイの一件に続き、中国を代表する大手ハイテク企業・レノボが提訴されたのは、偶然なのだろうか。

「日本人に感謝」の裏に潜むファーウェイ副会長の…

公開された日記に見る「論理破綻」

ファーウェイは12月21日、孟晩舟副会長の日記の一部を公開した。その内容は、ある日本人から孟氏に宛てられた手紙に触れ、「世にも本当の人情が存在する」と讃え、情に訴えるものだった。そこから垣間見えた孟副会長の本音とは――？

中国人に乗っ取られた極北のレストラン

大氷河・美食・氷山・白夜観察のグリーンランド旅行記

北極圏、世界最大の島でもあるグリーンランド。年間の日本人旅行者はわずか200～400名。昨夏、私は一生に一度は行かなければと決意し、飛行機に乗り込んだ。

ファーウェイ孟副会長事件、今後の3つのシナリオ

選択肢を与えられていない中国

ファーウェイの孟晩舟副会長はカナダで逮捕され、米国への引き渡しの審査手続にあたって現在保釈中である。政治面と司法面から、この事件は概ね3つのシナリオを描けるのではないかと思われる。

ファーウェイ事件の恐怖、在米中国人エリート層が…

トランプの真の狙いとは？

米国は何より、多様性に価値を置いてきた。しかし、トランプ大統領の中国に対する露骨な狙い撃ちによって、このような米国の固有価値観に背馳する一面も露呈した。中国人エリートたちが戸惑うのも無理はない。

渦中のファーウェイ、初任給40万円で見る中国企…

私は多くの中国企業の経営者と対話してきた。人件費を基本的に変動費だと認識している経営者がほとんどである。たとえ固定費だとしても、その固定費をいかに変動費化するかという課題を彼らは常に考え、行動を起こしている。

ハノイの日本人キャバクラ、大和撫子ブランドはベ…

ベトナム人キャストは基本的に日本語ができる。実際にサービスに当たる際、通常は日本人キャストとコンビを組ませ、日本式の「OJT」を実施しているという。

休戦あり得ぬ米中貿易戦争、トランプが目指す最終…

大胆な仮説になるが、そもそもトランプ大統領は「終戦」を当面の目標としていないのではないかとさえ思う。

ゴーン独裁者への制裁願望、ルサンチマンに遡源す…

ゴーン植民王国から、日産自動車は見事に独立を果たした。これからの日産は「日本的経営」に戻るとすれば、グローバル競争を勝ち抜くことができるのだろうか。という懸念がある。しかし、私は別の懸念をもっている。

アフリカでの日中ビジネス戦（後編）

日本企業が太刀打ちできない構造的原因

日本人の場合、事業が失敗すれば「撤退」や「帰国」といった選択肢が常に用意されているから、メンタル的なぜい弱性がどうしても目立ってしまう。

アフリカでの日中ビジネス戦（前編）

浸透する中国人「二流国民」が強い

アフリカに進出する中国企業・中国人について概ね以下4つのグループに分類できる。